神護寺1
(京都神護寺かつての高雄山寺)

雲蒸して谷浅きに似、雷渡りて
空、地のごとし
颯々(さつさつ)として風、房に満ち
祁祁(きき)として雨、嵐をともなう
(納涼房に雲雷を伴う)


雲が湧き上がって深い谷も浅くなったようだ
雷が大空をまるで地上のように鳴り渡る
風が私のいる納涼房に吹き込んでくる
降る雨は烈風にまとわれる。

お大師さまは大いなる世界に対して鋭い
感性を発揮し、自然の気象の中に大生命を
詠んだ秀作が少なくありません。

唐から戻り高野山が出来るまでお大師さまは
この山を愛し長く留まりました。
雨と雲 谷と空 風と雨 颯々と祁祁
移り変わる自然の中に大自然のエネルギーを
感じ取っているのです。

南大師遍照金剛・・・合掌







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