2023年01月
大師のことば
鈍き(にぶき)刀の骨を切るは必ず
砥(と)の助けに由る、
重き、輅(くるま)の
軽く走るはそもそも亦(また)
油のゆえなり
(三教指帰、亀毛先生論)
なまった刀で骨を切るには、必ず砥石の助けに
由らなければなりません。また重い大車を軽く
走らせるには、油の力を借りなければならない。
心のない鉄や木でもこのようであるのに、
ましてや心あるにんげんならば、教えを仰ぎ
ご加護を頂かねば、この娑婆世界に生きる事は
心が渇き人を思いやるゆとりも、自分を高める
力も萎(な)えて、ますます投げやりになって
しまいます。心まで老いてはいけません。
仏さまから頂く清い水と香りでせっせと
磨きましょう、精進あるのみですね。
南大師遍照金剛・・・合掌
蓮花院ホームページ
や相談の申し込みはこちらから